タバコやお酒と抜け毛の関係



喫煙や飲酒が髪に及ぼす影響について、考えてみましょう。


喫煙では、一酸化炭素や、ニコチン、タールといった有害物質が体に入り込みます。
体内に入った一酸化炭素は、ヘモグロビンと結びつきます。
ヘモグロビンは、通常酸素を体のすみずみに運ぶ役割を担い、血液中の酸素の99%がこれと結びついて体中に運ばれています。

しかし体の中に一酸化炭素が入ると、酸素の何百倍もの強さでヘモグロビンと結び付いてしまい、酸素が体内に十分行き渡らなくなってしまいます。

ニコチンやタールは、末梢血管を収縮させて、血液の循環を妨げます。
毛根の血管も例外ではなく、毛髪の成長に必要な栄養素が届きにくくなると考えられます。

ニコチンには中毒性もあります。
これが欠乏すると焦燥感やイライラが高まり、抜け毛を引き起こす要因のストレスになります。

このように喫煙は、百害あって一利なしです。
体にも頭髪にもよいことは一つもないので、禁煙するにこしたことはありません。


一方、アルコールの適度な摂取には、リラックス効果や血行促進効果があり、健康の維持によいと考えられています。
しかしこれも度を過ぎると、健康を害したり、抜け毛の原因になります。

体内にアルコールが入ると、肝臓はその分解(解毒)を真っ先に行います。
飲みすぎが続くと、肝臓の機能である血液の循環調節が不能になります。
血行が阻害され、栄養分が行きわたらなくなり、蓄えられたアミノ酸から体の必要部位へ送られるタンパク質の合成が妨げられます。

このようなメカニズムから、アルコールも抜け毛の原因になると考えられています。


厚生労働省が推奨する「1日の適度な飲酒量」は、純アルコール約20g。
ビール中びん1本、日本酒なら1合、35度の焼酎では0.4合、12%のワインで4分の1本(200ml)です。

お酒とタバコは、毛髪の成長に特に必要な栄養素である亜鉛不足の原因にもなります。

喫煙と過度のアルコール摂取は、体に悪影響を与え、それが頭髪にも影響します。
抜け毛を予防するためにも、飲酒は適度にを心がけましょう。






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